滋賀の子育て情報誌 ピースマムvol.34
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18子育て世代の子育て世代のAfterBefore近江八幡市在住Tさんのお悩みパパ 37歳(自営業)ママ 36歳(パート勤務)長女 6歳6年前に夫が自営業に転職しました。ようやく収入が安定してきたので、老後資金を用意していきたいです。今春、長女が小学校に入学し学費が上がりました。大学は行かせてやりたいので、これから準備しないといけません。我が家の家計のどこを見直せばよいのでしょうか?夫が自営業に転職。退職金がありません。今の家計を見直して老後資金を貯めていった方がよいでしょうか?ピックアップチェックポイント住宅費を世帯収入の2割以内に抑える住宅ローンの組み方ポイントTさんの家計簿収 入支 出支出合計230,845円パパ 37歳・自営業(手取り) ママ 36歳・パート勤務(手取り)長女 6歳 月収 165,000円月収 80,000円児童手当 10,000円収入合計  255,000円貯 蓄基本生活費食費電気・水道・光熱費おこづかい通信費(携帯含む)ガソリン雑費20,000円15,000円35,000円28,000円20,000円15,000円住宅費住宅ローン(固定資産税含む)27,598円子育て・教育費学費(学童含む)習いごと20,000円6,000円車両維持費車検代・車保険・車税金など12,360円貯蓄型保険12,360円保険料生命保険(パパ)19,527円住宅費住宅ローン・月27,598円→月22,351円Afterファイナンシャルプランナーの石原さんがアドバイス!今回質問に答えてくれたのは10年以上借りっぱなしの住宅ローンの金利が3%を超えていたので、住宅ローンの借り換えをしたところ、月5,000円も浮いてきました。トータルでは約160万削減できたことになります。(借入残高700万)パパの保険は保障が60歳までの掛捨てタイプばかりで、保障額も必要以上ありました。自営業なので、現役時代に働けなくなったり入院したときの保障を手厚くし、払い込みを終身から65歳までに変更。無保険だったママの保障も追加しましたが、782円削減できました。住宅ローンと保険の見直しで浮いたお金でパパの終身保険を追加。60歳以降の保障と老後資金が同時に確保できました。石原 敦子さんファイナンシャルプランナー(AFP)17歳の女の子、13歳の男の子、12歳の女の子のママ。主婦目線で分かりやすいコンサルが人気。航空会社CAからFPへ転身という異色の経歴の持ち主。「家計簿のどこを見直せば賢くお金を貯められるの?」そんなママのお悩みにマネーの専門家ファイナンシャルプランナーの石原さんが子育て世代のママの家計簿をチェック! チェック前とチェック後の家計簿の見直しポイントも教えてもらいます!失敗しないポイント1住宅費とは、住宅ローンだけでなく固定資産税やマンションの場合、修繕積立金と駐車場代も含みます。借りられる金額と無理なく返せる金額は同じではありません。身の丈に合った買い物をしないと、今後、教育資金が用意できなかったり、住宅を手放さないといけなくなるかもしれません。住宅ローン控除をフル活用ポイント2住宅ローン控除とは10年以上のローンを組めば、残高に応じて所得税や住民税の一定割合を控除してくれるお得な制度です。金利の高かった時代は、できるだけ頭金を用意して、お金が貯まったらどんどん繰り上げ返済していくのがセオリーでした。金利の低い今は、頭金で用意したお金をお子さまが小さいうちは手元に残し、控除を受けている間は繰り上げ返済をせずに最大限控除を受けることをおすすめします。諸費用比較と保険の見直しポイント3ローンを借りる際、銀行によって事務手数料や保証料等が異なるので、諸費用を含めて最低2つの銀行に見積もりをしてもらいましょう。最近は、がん等になったら一時金が受け取れたり、ローン返済がなくなる保障がついたものを選ばれる方が増えてきました。その際、無駄な保障はないか加入している保険を点検し、必要なら見直してください。利用できる制度は賢く利用し、我が家にあった方法を選んでくださいね。家計簿チェック保険料生命保険(パパ)・19,527円→夫婦で18,745円貯蓄貯蓄型保険・12,360円→18,987円check!家族構成日々のお悩みにお応えします!Before

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